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プロジェクトの背景
- 小児がんなど生命を脅かす病気とともにあるこどもが、どのような制限のなかで治療にあたっているかご存知ですか?
病気のせいであちこち痛い。具合が悪い。重い病気だとわかって気持ちが沈む。抗がん剤を使った治療中の吐き気やだるさが続く。お友達やきょうだいに会えない辛さ…。
本来であれば、お友達と自由に遊び、学ぶ機会が、長期入院治療中のこどもたちは制限されているのです。そこで私たちは、そんなこどもが治療中であっても、自由に好きなことをしたり、叶えたい目標に向かって希望を持てるような環境を作りたいという思いで活動しています。
現在は、まだ仮の施設「くまさんち」の運営と、定期的に開催するアウトドアイベントがメインの活動です。 -
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アウトドア活動を大切にしている理由
- 病気とともにあっても自然のなかで遊び、体いっぱいにエネルギーを感じること。
小さな発見に心躍らせ、家族で感動を体験できることを大切にしています。
これまで3年間、アウトドアイベントを実施してまいりました。
その活動費用は、ご寄付を活用してきました。
しかし、物価高騰に加え、安全に配慮した体制を整えるためにはご寄付だけでは実施が難しいほか、イベントに参加したい!というご家族も増え、ひと組でも多くのご家族の希望を叶えるためにも、ご寄付だけでは資金が不足しているのが現状です。
そこで、このたび次年度に向けたクラウドファンディングに挑戦することになりました。 -
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支援金の使用内訳
- イベント費用
・アウトドアガイド・・・20万円
(下見/事前打ち合わせ含む)
・カヌーや森探索にかかわる備品レンタル費・企画費・・・30万
・設備費用・・・20万
・備品費・・・・10万 -
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こどもホスピスの利用対象・役割
- ・小児がんや命を脅かす病気と診断されたその時からご利用可能です。
・終末期や急性期に限ることではありません。治療中のこどもすべてが対象です。
・命を脅かす病気とともにあるこどもの成長や発達を支える居場所です。
・その子だけではなく、きょうだいと家族、みんなのための居場所です。
・ご家族が大切にしていることを、大切にします。
・ご家族が安心してくつろぎ、楽しみ、学び、その子らしく過ごすことのできる場所であり続けます。 -
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この活動の先に、実現したいこと。
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北海道にも"こどもホスピス"をつくりたい。
- 「ホスピス」というと、みなさんどんなイメージを持ちますか?
もしかすると、終末期のターミナルケアを想像する方もいるかもしれません。
私たちがめざすこどもホスピスは、終末期にかぎることはありません。がんと診断されたその時から、治療と治療の間や、いつでもご家族で利用することができる居場所です。
病院でもない、自宅でもない。
あいだの居場所。
そこには、スタッフが在中しておりいつでも気軽に利用することが可能です。治療中は感染症のリスクが高く、人混みへ行くことはできないけど、ここなら安心して好きなことができる。お友達を呼んだり、おじいちゃん、おばあちゃんを呼んで、お誕生日会やお泊まり会をすることもできます。
そんな施設を、北海道に設置するために活動しています。 -
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活動を知ってもらいたい。
- 今回クラウドファンディングに挑戦することで、私たちの活動を北海道だけではなく、全国に知ってほしいという想いがあります。
今は不定期のアウトドアイベントがメインの活動になっていますが、2028年度には拠点となる施設の設置をめざしています。
北海道内の小児がんの症例は年間約110件程度というデータがあります。北海道は広いので、人口比率によって住まいも分散されています。しかし、北海道の小児がんの拠点病院は北海道大学病院で、連携病院も札幌市内に集中しているのが現実です。
治療が終わったら、おうちに帰りたい。
だけど、次の治療や、体力の問題から、帰ることが難しいこどももいるのです。そんな時に、病院とおうちのあいだの施設"こどもホスピス"が必要なのです。 -
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理事長よりメッセージ
- みなさま、こんにちは。NPO法人北海道こどもホスピスプロジェクトの奥田です。
みなさんは遊ぶこと、好きですか? 私は大好きです!!
長期入院・治療中のこどもと家族、きょうだいさんは「遊び」に制限がかかります。どんな状況であっても、こどもがこどもらしく過ごすことができる環境づくりを私たちはサポートしてゆきたいと考え、活動してきました。
病気とともにあるこどもたちの状況はさまざまで、車いすを利用していたり、点滴や酸素などの医療的ケアが必要だったり、感染に弱く小さな傷にも注意を払い、できるかぎり混雑している所を避けながら生活をしています。よって、外での遊びは、その子にとっても家族にとっても特別な時間です。
私たちは、専門のアウトドアガイドや、看護師、介護職スタッフなどを配置し、誰もが安心・安全に遊べる環境を打ち合わせを重ね、実施しています。そのためには、みなさんのご協力が欠かせません。
外で遊びたくても、遊ぶことを控えている家族の背中を一緒に優しくサポートしませんか?
どうぞよろしくお願いいたします! -
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これまでの歩み
- 2015年 北海道にこどもホスピスをつくる会として活動開始
2017年 一般社団法人北海道こどもホスピスプロジェクトとして活動開始
2018年 北海道日本ハムファイターズ 宮西投手を筆頭にご支援が開始
2020年 マンスリーサポーター157名
2021年 休眠預金活用事業採択(~2023年度)
2022年 くまさんのおうちオープン(治療と治療の間に宿泊できる居場所)
2024年 法人格をNPOに変更
くまさんのおうちお引っ越し。「くまさんち」に改名し2部屋で運営中 -
SNSでも発信しています!
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- 北海道日本ハムファイターズが応援してくれています!
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- こどもだけではなく、家族みんなが笑顔になれる活動を続けるためにも、皆さまのご支援がとても大切です。一人ひとりのご支援が、大きな力になります。
知っていただけたこと、大変嬉しく思います。
1,000円からご寄付いただけます。
どうぞよろしくお願いいたします。